この本の中で、作者の観光観について、以下に引用するような説明がある。
通常の観光は、観光主体が現実空間上を移動するものを指します。その際は、ただ移動するだけではなく、日常空間から抜け出して非日常空間に遊び、帰ってきます。
『巡礼ビジネス ポップカルチャーが観光資産になる時代』 岡本 健(19頁)
これ自体は我々が考える普通の観光の説明であり、なにも珍奇なものはない。
問題はこの先である。
観光における人の移動は物理的、身体的なものだけでしょうか。
『巡礼ビジネス ポップカルチャーが観光資産になる時代』 岡本 健(19頁)
たとえば、VRはどうでしょう。
体はその場所からほとんど移動していないのに、移動している感覚が得られます。
…これマジ?(目から鱗)
3Dゲームだと、色んなところ行くときに観光とか表現するような気も…する。
スカイリムとか観光感あるよな。ちゃんとクリアしてないんだよな、スカイリム。またやろうかな。
更に続く。
また、こうした技術的なサポートがなくとも、人間は「想像力」によって同じような体験をすることができます
『巡礼ビジネス ポップカルチャーが観光資産になる時代』 岡本 健(19頁)
小説や映画の世界にハマって、自分がその世界の中にいるような感覚を覚えるとき、
また、空想や夢のような「精神的移動」も観光に含まれるのではないかといったことが書いてある。
前者は空想に含まれるようなきがするけど、
何かコンテンツを消費しているときとそうでないときという違いなのかもしれない。
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